フラウネッツ 文字起こし講座
体験版(第3回の教材から一部を抜粋)
  こんにちは、廿里美です。講演音声を起こしてみて、いかがでしたか?

 話し方って、結構いい加減なものですよね。講演を現場で聞いていると問題なく内容が理解できるのですが、いざ起こすとなると「話し言葉を文字化するのって大変!」と実感します。
 話し言葉の文法は、私たちが小学校の作文以来教わってきた文章(書き言葉)の文法とは全然違うものなのです。

 話し言葉の文字化が大変なのと同時に、いろいろな言葉に対して平仮名なのか漢字なのか、どんな漢字を当てはめるか、表記について迷ったのではないでしょうか。今回の知識編「表記について」は、この点について学びます。
◆― CONTENTS ―◆
起こし例と解説
自分の起こしたデータをもう一度チェック!
約物の使い方について
校正方法とWordの書式設定
文字起こしの校正手順
Wordの書式設定

第3回のチェック

第3回知識編の教材「表記について」はこちら
(サンプルページのためリンク先は表示されません)
 では、起こし例と解説を見てみましょう。
 今回の仕様は「明らかなケバは削除する」程度で「原則として整文せず発言どおりに起こす」です。こういう仕様ではこういう起こし方でいいのです。


起こし例と解説

起こし例と解説はこちら(サンプルページのためリンク先は表示されません)


「話」の送り仮名の付け方を覚えよう
「面白いことからお話しすると」(起こし例 P1の3段落目)
 これは送り仮名「し」が必要です。「お話すると」ではありません。「話」は、動詞(話す)として使われるとき送り仮名を付け、名詞として使われるとき送り仮名を付けません
 動詞として使われる例:最初からお話しいただけますか。
 名詞として使われる例:そのお話を聞かせてください。


 第2回で起こしたデータを題材にして、「文字起こしの校正手順」について学びましょう。


◆校正方法とWordの書式設定

 第2回の音声は、「Wordで入力。書式設定自由」という仕様でした。
 Wordの書式設定は自由といっても、実は文字起こしの校正がしやすい書式設定というものはあります。それはどんな設定でしょうか。
 その前提として、文字起こしの校正とは何かということから理解していきましょう。

◆文字起こしの校正手順
 文字起こしは、音声を聞きながら最後まで起こしたら終わりというものではありません。校正というチェック段階が必ず必要です。校正は2段階で行います。

・音声を聞きながら、とりあえず音声の最後まで起こす
 多少聞き取れないところがあっても構わず、先へ進む。
 ケバと判断した部分は、起こした後で削除するのではなく、最初から削除しながら起こす。
 誤字脱字がないよう、よく見ながら入力する。

・音声冒頭を聞き直し、パソコン画面上で直す(最初の校正)
 起こし方は仕様どおりか、仕様書と照らしあわせて確認し、必要なら修正する。
 聞き間違い、聞き落とし、誤字などがないか確認し、必要なら修正する。
 ケバとして削除した部分の適否を確認し、必要なら修正する。
 句読点や段落替えの位置が適否を確認し、必要なら修正する。
※自信が持てないときは、この聞き直し校正を何度か繰り返す。

・紙に出力して読み返し、直す(2度目の校正)
 音声は聞かない。文字だけを読んで意味が通じるか、分かりやすいかを確認する。
 紙に校正箇所を書き込んでいく。全部校正し終わったら、パソコン画面で修正する。
 この段階で、まだ誤字が見つかることがある。

 起こす段階から、できるだけ完成度を高めていくことが大切です。誤字がないか、句読点や段落替えの位置は適切か、聞き取りやケバの処理は正しいかなど、考えながら起こします。



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