- 突然の過呼吸。更年期が私の生活を変えた
地下鉄の中で、突然息ができなくなった
最初は、本当に突然でした。
ある日、地下鉄に乗っているときのことです。
いつものように移動していただけなのに、急に心臓がドキドキしてきました。胸が苦しく、呼吸が浅くなる。空気を吸おうとしても足りない。
「どうしたんだろう」
そう思っているうちに、さらに息が乱れ、手足がしびれてきました。地下鉄の中で、明らかに体がおかしい。これはまずい、と感じ、次の駅で慌てて電車を降りました。
ベンチで休んでいましたが、これはダメだと思い、なんとか地上に出て、近くにあったクリニックに飛び込みました。
人生で初めての過呼吸です。どのくらいの時間続いたのか、自分でもよく覚えていません。ただ、呼吸が落ち着くまで、とても長く感じたことだけは覚えています。
医師は「異常なし」。でも原因がわからない
診察の結果、医師から言われたのは「特に異常はありません」という言葉でした。
しかし、検査でも大きな問題は見つからない。安心したような、でも原因が分からず少し不安な気持ちで帰宅しました。
その体験を、あとでSNSに書きました。
すると、それを読んだ友人からメッセージが届きました。
「それ、更年期じゃない?」
「婦人科に行っておいで」
正直、そのときは少し驚きました。
私自身、更年期といえば、ホットフラッシュや発汗のイメージしかなかったからです。過呼吸と結びつけて考えたことはありませんでした。
けれど調べてみると、更年期の症状は本当に人それぞれです。動悸や不安感、パニックのような症状として現れることもあると知りました。

体調のリズムがわからなくなった日々
その頃、私は40代。
それまで健康面で大きな問題を感じたことはなく、仕事も家のことも、いつも通りにこなしていました。だからこそ、「体が変わり始めている」という実感を持つのは、少し戸惑う体験でもありました。
それからしばらくの間、自分の体調のリズムがつかめなくなりました。
昨日まで普通にできていたことが、今日はとてもつらい。
朝は元気でも、午後になると急に体調が落ちる。
「この状態で、これまで通り働き続けられるのだろうか」
そんな不安が、頭の中を何度もよぎりました。
更年期は、働き方を見直すサインかもしれない
更年期は、見た目ではわかりません。
だからこそ、周りに説明することも難しい。
自分自身でも、どこまでが体調の問題で、どこまでが気持ちの問題なのか分からなくなることがあります。
けれど今振り返ると、あの日の地下鉄での出来事は、「体が変化している」というサインだったのだと思います。無理を続けてきた生活を見直し、これからの働き方を考え直すきっかけでもありました。
このコラムでは、私自身が経験した更年期と働き方の変化について、少しずつ書いていきたいと思います。
40代、50代になると、体も生活も少しずつ変わっていきます。
けれど、その変化は決して「終わり」ではありません。
むしろ、新しい働き方や生き方を見つける入り口になることもある。
私は今、そんなふうに感じています。
<このコラムを書いた人 すてらっと>
広告制作・ライター。東京都在住。
仕事や人生の転機をいくつも経験しながら、現在は在宅ワークを中心に文章制作に携わる。
40代で更年期の症状を経験し、体調と働き方の関係を改めて考えるように。無理をしない働き方や、自分のリズムに合った仕事のスタイルを模索してきた。
このコラムでは、更年期と向き合いながら働く日々の気づきや、在宅ワークという選択について、実体験をもとに綴っていく。
更年期の体調や働き方について相談したい方へ
更年期の症状や、体調の変化による働き方の悩みは、人それぞれです。
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